上半期のエロゲー

 の売り上げとその考察があったので興味深く拝読したわけで。

 2007年上半期におけるエロゲー界の考察(下半期も一部含む)from裏方亭さん

 一見して、俺やってねえなぁ、と。半分もやってない。トップ3からしてやってない。そもそも鬼のように忙しかったから、あんまり本数をこなせなかったてのもあるけど。それと、陵辱系が弱い……のか単に上半期に良作が無かっただけなのか。そんななかSelenは強い。『借金姉妹』は良作でした。でもアレは陵辱じゃねえかもなぁ。「アンジェリカ」は、じわじわと評判が広がっていったという点では稀有かもだけど、ネタだしなぁ。ノベルゲーでは「いつ空」が12位にランクインしていて作品ファンとしては嬉しい限り。
 でまぁその後AVGどうよ、みたいな話になってるわけだが、どうなんでしょうね。「SLGやRPGが少なくなってきているのは、ある程度しょうがない気もするんですよね。と言うか、本文中に

  広義における18禁ゲームの認知度が、各メディアによって高められた現在、多くのブランドはアダルトゲームを作っているという誇りを失って、ゲームそのものを疎かにする傾向が見られるようになった。

 ってくだりがあるんだけど、「アダルトゲーム」を作る誇りっつっても、「アダルト」なわけだから「SLGやRPGがエロに奉仕する」って結構難しいような気がする。SLGは調教とか……そのくらい? このあたり、こないだ書いた抜きゲー云々の話に繋がるかもだけど、果たしてRPGとエロってそんな簡単につながるかなぁ。ただ面白いRPGじゃコンシューマでいいわけだし。……いや、俺からしてAVGは面白い話なら受け入れてる(ex「いつ空」)ので、そこらへんは好みの問題ですな。
 ただ、やっぱりエロゲーにはおかずを求めたい事も多いわけで、AVGが多くなるのはある程度避けられないんじゃないかと。
 安易な萌えAVGの増加とRPG、SLGの減少がハッキリと表裏になるかは正直疑問ですね。ここら辺が、果たしてパイの取り合いとなっているのかどうか。て言うか結局「見せ方」の問題が大きくて、ノベルで表現するのが一番フィットするからAVGが多く採用されてる傾向もあるんじゃないかと。
 んで、言ってみれば、「安易な萌えAVGが嫌い」ってんじゃなくて、「RPGやSLGが昔は一杯あったのに(そしてそういうのをやりたいのに)、今はAVGばっかりだからAVG嫌い」なように見えなくもない、と。
 逆に、「SLGやRPGが少なくなってしまうこと」が、エロゲーにどのようなデメリットがあるのか。そしてその減少を劣化と言ってしまっていいのか。エロゲーでこそ価値のあるSLGやRPGとはどんなものか。
 そこらへんを、もうちっと詳しく教えて欲しい気がしました。
 まぁ、SLGやRPGスキーの方々も大変なんだな、とは思いました。確かに俺も、エロゲーでRPGって殆どやったことないもの……。ヘタレですいません。「アダルトゲーム」言っても、「アダルト」である一方で「ゲーム」なんだよなぁ。ううん。難しい。て言うかもう少し考えをまとめてから書こう>俺。

 そういう俺も、電波風味のテンプレラブコメをやっつけ仕事みたいに並べた挙句クソみたいにあっさりしたエロシーンを1回入れてみましたみたいなエロ薄ゲーにはあんまり触手が伸びないんですけどね。話がテンプレならせめてもう少しエロを大事にしろと力強く言いたい。と言うか大事にしてください。