『Dies irae』がフルボッコにされてる件

 プレイした感想としてはそれほど不満は無い。ので、作品スレのやつをコピペしてみる。

・体験版以降、明らかに文章のレベルが劣化  →劣化と言うほど意識はしなかったなぁ。
・計7名の複数ライターによる合作  →まぁ残念ではある。
・しかもライター追加が分かるのはEDスタッフロール  →これはアウト
・ルートがあると思われた二人のルートがない  →後述
・度重なる発売日延期  →ここまで延期したんなら。あるいはここまで延期してしまったからこそ、か。
・伏線未回収多数  →元々回収する気があったのかどうかで変わってくるような。
・容量の半減を発売後に誤表記として訂正  →これはアウト……かな。
・公式HP、ムービー等で使っていたCG・シーンが無い  →これはわりとアウト。
・しかもそれを発売後に修正  →これもアウト。

 「攻略されなかったヒロイン」問題については、正直わりとどうでもいい俺がいたり。いや、皆さんが怒るのも分かるけど。俺個人として、ね。これが抜きゲーだのラブコメゲーだったら怒るけどね。でも、これはそういうゲームではない(ヒロインを攻略するゲームではない)だろうし、加えて、ヒロインとの連帯に主人公が想いを託す物語ではないんじゃねえかと思う。主人公が「平凡な日常」を慈しむ独白は何度も繰り返されるが、たぶんライターも、そこはプライオリティの高い部分じゃなかったんじゃないのかな。「帰るべき日常」ってのは、この物語においては「ギミックを生かすギミック」としてしか機能していないし、きっとそれ以上のものにするという積極的意図は無かったんではないか。と、俺は思う。
 んでも削除ってどうなのよって話になると、これはやっぱりメーカーの落ち度かなと。いや正直ね、それはそれで非常に残念だけど(魅力的なゲームのボリュームが少なくなったという点で)、この形ならこの形で納得は出来る。ライターが「これが完成形だ」って思ってんならね。でも、「そうじゃないんだよ」とメーカー側から言っておいて、やっぱり無かったよというのはアウトだろう。このあたりは、やっぱりメーカーのマネージメントに問題があったと言わざるを得ないのだろう。
 まぁ後は、結局ライターが意図した物語として完結してるのならそれでいいと思うけど、攻略ヒロインは抜きにしても完結してねえってんなら、そらあかんぜよ、と。攻略されなかったヒロインルートに語るべきことが残ってるなら、そらあかんぜよ、と。もし、製品版の先に別のルートがあったとしたなら、なおさらあかんぜよ、と。俺泣くぞ、と。
 
 あ、ちなみに、攻略されなかったヒロインが嫌いなわけではないけど(笑)。ESレビューは年明けに。