『Garden』感想

 まぁ明らかに未完成なのでレビューは書けないよね。ってことで感想。正直、絵里香ルートに心が撃たれたのは事実なんだけど、心が撃ちぬかれる筈だったんだろうなぁと思うとガッカリな思いはあります。何故なら、一応エンドマークを付けて体裁を整えた絵里香ルートですら、放りっぱなしジャーマンであることは明らかだからです。まぁネタバレるわけにもいかないのでアレですが、「説明をしてくれ」と。例えば「なんだか分からないけど悩んでる」てのは、あくまで序盤だから許されるわけですよ。そいつの心情を描いて、事実を描いて、外部とのコミュニケーションを描いてくれないと、きっと俺は、作品本来の物語では何も感じてねえことになるんじゃないかな。そんな状態で感動させられてるんだから世話ないですが(苦笑)、はっきり言って、もう既にプレイしてしまった自分を俺は後悔しています。何故パッチを待てなかったんだ、と。いや、一端とは言え物語を経験したからこそ待ちたいと思ってるわけで、言っても詮無きことなわけですが、それでも後悔しています。彼と彼女の、心が、想いが、しっかりと描かれた『Garden』をプレイしてみたかった。悔しいな。パッチが出るのがいつになるのか分からないけど(絵里香は一番遅いんだろうし)、その頃には物語の記憶が薄れてないかな。薄れないくらい魅力的だから困るんだけどさ。